洗剤入りで洗って天日干しで乾かした生地です。
全体にアイロンをかけて歪みを直そうとしました。
しかし、引っ張らないと到底直らないくらい ひどい歪みです。
130センチ幅で4m60もあります。
贅沢に 見頃分だけカットして 歪みを直します。
前身ごろが一番大きいのです。
余談ですが、ディオールの裁断もこのようにされてました。
ディオールでは差し込み裁断とかありえません。
きちんと地の目を正確に整えるため、贅沢に長方形で裁断し、地の目を超正確に整え、裁断されるのをTVの製作映像で観ました。
これが前身ごろに必要な長方形です。
これを根気強く 歪みを引っ張って直します。 正直 しんどい。
デザインは単純で、簡単そうでも、生地との戦いがあった。
ニットのチェックはあまりヤフオクでも競争相手が少ない。
ニットゆえに 歪みがはんぱなくひどく、しかも直しづらい。
ここから、針で 2枚の生地の柄を 上下合わせていきます。
30本くらいは 針を刺してます。
この状態で アイロンをかけます。
引っ張られ ぼこぼこした面を 蒸気と熱で平らにします。
やっと前身ごろの製図を上に置きます。
チェックの柄が左右対称になるのをめざして、下準備の作業はしんどいです。
ニットでなかったら、ずっとラクなんですけどね。
ニットのチェックで、大きな服を作るのは やっぱり難しいです。
ホントに前身ごろの裁断しか出来ませんでした。(途中でうんざりして)