母は去年の9月23日の夜に亡くなりました。
49日の時、兄嫁の義姉さんから、母の服を欲しいだけもらってくださいと言われました。
用意された服は 姉さんから厳選された服ばかりでした。
普段着はもう捨てたのよ、と言っていました。
母は認知症を悪化させるまでは、きれい好きな人でしたが、認知症後はクリーニングに出すことも出来なくなってました。
母が悪化する前、最後の力を振り絞って、私に送った服も大半が穴が開いていて、虫食いでした。
母が亡くなって月命日も3回済んだ今、だいぶ精神的にも落ち着いてきたので、もらった服を着ようと思いました。
亡くなった直後は 遺品は見るのも辛く、涙が出るので、隠してました。
このコート、毛皮部分が本物の毛皮です。
ニットもウール100%、着たら痒いかもしれないと思ってました。
ところが30分程度着たのですけど、痒くないです。不思議だな。
クリーニングは毛皮専門店のみ とありましたが、無視です。
手でぬるま湯で洗いました。
すごい汚れで驚きましたが、それだけ母が愛用してたのだと思うと、汚れに涙が出ました。
母が着た姿を見たことがありませんでした。
(指輪も母の遺品、ヒスイですが、無価値だそうです。買い取り0円。これ母が65万で買ったのです。
私が母が生きてる時にもらいましたが、後で父から怒られ、宝石店3店で鑑定してもらいました。
0円。そしたら、父が私にあげると言いました、笑い話です。
でも生前母の愛用品だった指輪、小指しか入りませんが身につけたいなと思います。)
私は高級な服を買いません、母とは違い地味な父に似てます。
初めて自分のものとなった、本物のファーつきコート。
ポンポンも、よく見る偽物と全然違う(気がする)。
しかし、やっぱり 虫食いにやられてました。
コートはクロークに預けるとき、恥をかきますので、虫食いはもう普段着ですよね。
肩パットを除けようと思いました。
肩パット除ける前が最初の着画画像。
除けました。手縫いで付けられてました。裏の仕事見ましたが、手縫い多いです。お見事。
肩パットのけた後。
私が家で洗う前は見事なシルエットでしたが、さすがに崩れました。
でも何千円もかけられないし。(その時は虫食い知らなかったけど洗った)